*読売新聞社が制定した文学賞は、1949年に第二次世界大戦後の文芸復興の一助として発足した。小説、戯曲・シナリオ、随筆・紀行(第19回より創設)、評論・伝記、詩歌俳句、研究・翻訳の6部門に分類し、過去1年間に発表された作品が対象となる。受賞作品は選考委員の合議によって決定され、2月1日に発表される。過去の詩歌俳句賞の受賞者をみると、斎藤茂吉、草野心平、高村光太郎、堀口大學、村野四郎など、教科書のなかでは必ず一度は学んだことのある文学者が数多くみられる。