2024.1.9

 まず、本部では、個人情報保護に配慮しながらも、被害の大きかった地区にお住いの会員の方がいらっしゃるか、確認をしているところでございます。
 こうしているうちにも、少しずつですが、被災地域の会員の方からも、被災状況がもたらされ始めており、やはり大変困難な状況にいらっしゃることがわかりました。また、被災された方の同級生の方が、ラインを立ち上げて、励ましや支援を行う動きもあるそうです。
刻々と報道される被災のありさま、被災者のかたがたの苦しみをみつめて、何もできないやり場のない気持ちになっていらっしゃるのは、皆様、同じであろうと拝察いたします。
桜蔭会として、石川支部・富山支部・新潟支部・福井支部の支部長様に、お見舞いと、ご無事をお祈りするメールを本部からお送りしましたが、被害の大きい地域の方々は、メールを見ていただくどころではないだろう、また通信環境の悪さも伝えられていて、このようなメールやメッセージをお出しすることに多大なためらいを感じました。「何かできることがあったら、おっしゃってください」と申し上げたいのですが、それを言ったところで何になるの?というお声も聞こえてきて無力感も感じ、本部一同、どうしたらよいのか、ずっといろいろ話し合っておりましたが、自分たちではどうしようもない、というところに落ち着いてしまっておりました。しかし、「どうしようもない」でいいのでしょうか。
いいはずありません。

何か、できることがあるはず、それを見つけていこう、とやっと思い当たりました。そして、皆様にもその思いを共有していただいて、ご一緒にいろいろな情報を整理しながら、刻々かわる被災者のかたがたのニーズのどこかの局面で、桜蔭会が、特に会員の方々に対して何かできないのか一生懸命考えていこう、という思いがだんだんと募ってきたようなわけです。これから皆様にもお願いすることが出てくるかもしれません。その際にはどうかよろしくお願い申し上げます。また既になさっていらっしゃる方も多いことと存じますが、被災地域の会員への連絡が可能な方は、被災された方々の現況を慮りつつ、お励ましのメッセージをお願いいたします。
以上、まとまりませんが、本日までのご報告とお願いです。

桜蔭会 会長 髙﨑みどり