桜蔭会奨学金授与式の報告

                                   髙﨑みどり

2月4日(金)に桜蔭会主催のZoom会議形式で桜蔭会奨学金授与式を行いました。

これは、学部3年生の成績優秀者4人を大学から推薦していただき、それを受けて桜蔭会が、奨学金としてそれぞれに20万円をお渡しするものです。
大学側からの来賓は、佐々木泰子学長、新井由紀夫副学長、そして指導教員の杉野勇先生、井上登喜子先生、相川京子先生、大森美香先生がご出席されました。桜蔭会からは会長・副会長のほか、7人の理事が出席しました。
始めに会長挨拶があったあと、Zoomで画面越し学長がご挨拶をされ、桜蔭会への感謝と奨学生への激励を述べられました。

次に奨学生の方々がそれぞれ桜蔭会への感謝とご自分の打ち込んでいる勉学の内容や将来の展望等をお話しされました。続いてご指導の先生方が推薦理由を詳しく述べられましたので、簡単にご紹介しておきます。

・文教育学部 人間社会科学科 社会学コース 奨学生について(杉野先生談)
多文化理解に重要なスキルとして、英語・フランス語・現代イタリア語を学び、また、経験的・実証的な社会研究のスキルとして、社会調査士の資格取得を目指している。3年間、徽音祭の実行委員を務め、今年度は副委員長として全体統括の補佐をした。

・文教育学部 芸術・表現行動学科 音楽表現コース 奨学生について(井上先生談)
ピアノ専攻だが、音楽学にも関心を持ち、高いレベルで両立させている。12月の3年生中心の特別演奏会では舞台監督を務め、コロナ情勢を見極めながら実施方法を決めていかねばならない中、素晴らしいリーダーシップを発揮した。

・理学部 化学科 奨学生について(相川先生談)
「学士・修士一貫トラック」を選択。明るくて、いるとすぐわかるタイプ。将来は高校の先生になり、学ぶ楽しさを伝えたいようだ。課外活動は、剣道部の主務、環境化学クラブ部長、こども園でのボランティア活動など幅広い。ポリシーは「困難は分割せよ」。

・生活科学部 心理学科 奨学生について(大森先生談)
自分自身の学びの目標を設定して、それに向かって進んでいる。他学科の科目も積極的に履修。1年生の時にはネパールに現地調査に行き、徽音祭で発表した。地域交流スペースでスタッフとして関わったり、学内ではESSのサークル代表を務めた。

奨学生の方々はみなひたむきで、この2年あまりの辛いコロナ禍にもめげず、明るく前向きなお話をされました。指導教員の先生方も熱心にご指導いただいている様子をユーモアを込めてお話し下さいました。

そのそれぞれにわたくしもとても心を動かされましたが、中でも一人の奨学生のかたがご自分の信条としてご紹介下さった「困難は分割せよ」という哲学者デカルトの言葉は、いろいろなことに当てはまりそうだ、と印象に残りました。たとえば、今の桜蔭会の直面する輻輳的困難を一つ一つ分割して解きほぐしていけば、何とか解決にたどり着けるかもしれない、とか・・・。

出席していた桜蔭会の理事の皆さんもそれぞれ感銘を受けているようで、広報担当理事は「『コロナ禍で大変だったけれども』という言葉は全く出なかった。現状で何をすればいいかを冷静に判断し、前向きに学びを楽しまれている姿に、頼もしくもあり、元気をいただきました」という感想を述べていらっしゃいました。いろいろな意味で、とても意義深い、そして桜蔭会が学生さんたちを援助する意味をあらためて感じさせられた贈呈式でした。

私ども桜蔭会本部は、みなさまからお預かりしている会費やご寄附のゆくえをきちんと見定め、ご報告する義務があると考えております。会報でもお知らせしてはおりましたが、このたび速報性を重んじるホームページの趣旨にかなうべく、会長メッセージとしてご報告いたしました。

次回は2月14日に行われる、大学院生の桜蔭会研究奨励賞受賞者による研究発表会についてご報告致したいと存じます。


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