数年前のことですが、お見合いを何度もなさるお嬢さんがいらっしゃいました。なかなかご縁がまとまらず、「早く彼女のおめがねにかなう方が出てくるといいねえ」って話しておりました。そうこうしてましたら、ある日、相談会にいらして、「結婚決まりました。高校の同級生です」ってご報告がありました。なんでも故郷で開催された同窓会で再会して、トントントンって決まったんだそうです。「えっ、そんな身近で決まっちゃったの?」って驚くと同時に、相談会で何度もお見合いをなさった経験のたまものではないかと自画自賛しています。
何度かお見合いを重ねるうちに、自分の中で、この点はゆずれないけど、ここは妥協してもいいかなってところがわかってきます。異性を見るモノサシができるってわけです。そのモノサシで「合格」ってなったら、それはもう同窓会だろうとお友だちの紹介だろうと合コンだろうと、運命の出会いです。
高校の先輩の話では、50歳すぎてのクラス会でカップルができたとか。独身同士だったから、そのまま結婚ってことになりました。その場にいた同級生たちもびっくり、一番驚いてたのは両家のご両親だったとか。同郷で同窓なら気も合いますよね。うらやましいなあって思いました。
同窓会って意外と出会いのチャンスなのかも~って思ってます。自分なりのモノサシを作っておいておくといいですよ。
高校の卒後30年同窓会のことです。「キミがボクのことを好きなのはわかってたんだけど、ボクは別な人が好きだったから、キミの気持ちにこたえられなかった。」って言われました。思わず、「ワタシ、あなたのことが好きだったの?それは知らなかったわ。こちらこそ気づかなくてごめんなさいね」って謝ってしまいました。当時、別の高校に親公認のカレシがいたはずですが、それって幻だったのかしらん。今となっては、確かめようもありません。